31歳パパリーマンの人生模索

30歳過ぎのパパサラリーマン。働くことや生活に様々な疑問を感じ、より良い人生を模索する人間の記録

知らない人に¥2,500渡したお話

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先日名古屋に出張した時の話。

仕事だったので、割としっかりした格好で行った。
 
集合時間は13:00。
 
午前中に到着しブラブラ。
昼飯食べて、満腹の状態でブラブラ。
早く着きすぎて後悔ブラブラ。
そしたら後ろから声が。
 
知らない人「あのー....」
 
私「ん?」
 
振り向くとそこには50歳ぐらいのちっこいおじさん。
大きめのリュックを背負って、なぜかサンダル。
日焼けしすぎて、真っ黒なちっこいおじさん。
 
知らない人「地元の人…ですか?」
 
私「(道にでも迷ったのかな?)」
 
私「いえ、遠くから来たんですよ」
 
知らないおじさん「あ、そうなんですか…」
 
知らないおじさん「…。」
 
私「…どうしたんです?」
 
知らないおじさん「実は困ってまして、お金全て落としました。
 
私「ふほっ⁉️」
 
知らないおじさん「豊橋まで帰りたいんですけど、お金なくて帰れなくて、誰も貸してくれなくて。」
 
そりゃそうだ。怪しすぎるぞ。
そもそも地元の人かどうかはお金を貸す貸さないに関係ないぞ。
見た目も怪しすぎるぞ。
なんでサンダルなんだ。
 
知らないおじさん「…。」
 
私「…家に帰れず困ってるんですか?」
 
知らないおじさん「はい…」
 
帰るのに¥2,200必要とのこと。
年齢的には孫がいてもおかしくない。
家で年を取ったおばあさんが心配して待っているかもしれない。
 
自分が学生だった頃の事を思い出した。
旅をした時にお金がなくて、知らないおじさんに突然飯を奢ってもらった。
「辛そうだったから」とただその理由だけで。
「わはは」と中年のおじさんは笑って奢ってくれた。
あの時は死ぬほどうれしかった。
 
いつの間にかその感謝を忘れていたなーと気づいた。
あの時だけだったんだなと。
 
今度は自分の番なのかもしれない。
この人がお金をどういう使い方をするかは分からない。
だけど同じ人間だし助け合っていいじゃないか。
 
¥2,500渡した。
 
知らない人「ありがとうございます!」
急いでいたので、「とにかく気をつけて帰ってください」とだけ伝えてすぐ離れた。
 
知らない人「ありがとうございます!」
 
離れてもまだお礼を言っていた。
 
あの人は無事に帰れたのだろうか?
お金は足りたのだろうか?
てか、私は騙されたのだろうか?
 
まぁなんにせよ、何らかの形で役に立ってくれればいいか。